会社や友人関係、デートなどカラオケに誘われたりする機会は多々あると思います。
しかし、音痴でカラオケで歌って笑われたり、しらけてしまったらせっかく行ったのに
嫌な気分になるのではないでしょうか?
そんな人にために、カラオケの音痴の原因やその対処法を紹介いたします。
音痴を解消して、みんなで楽しくカラオケを楽しみましょう!

主な音痴の4つの原因
音痴は一般的なイメージとして、人から聴いて音が外れている状態のことを言います。
しかし音痴とは言っても全てが同じ内容なのではなく、それぞれに原因が存在します。
主に3種類あるので、どのような種類の音痴なのかを解説します。
発声音痴(喉音痴)
基本的に一番多い原因としてあげられるのが、こちらの「発声音痴」タイプです。
リズムや音程はわかっているのに、音程を合わせることができなくなる状態のことを言います。
歌っていてだんだん音程が合わなくなったり、高音だけ音が出ない場合や
全体的に微妙に音程が下がっているなどの状態が該当します。

音痴の人の大体8割がこのタイプと言われています。
リズム音痴
こちらは、歌っていて出遅れてしまったり、リズムに乗れない場合や、音程はあっているのに
だんだん遅くなったり、速くなったりする状態など「リズム音痴」と言います。
リズムに乗れずに棒読みの状態になってしまう場合や、最初は歌えているのに
だんだんズレていく感じや自分で独自に歌ってしまっている状態はこれに該当します。

カラオケに行ってて、みんなの手拍子に合わせられない人もこのタイプです。
感覚性音痴(耳音痴)
これは音痴の中でも、特に強敵と言えるもので、音程がめちゃくちゃな状態で
歌詞がなければ、もはや何の曲を歌っているのかさえわからない状態を「耳音痴」と言います。
採点バーを使った時に大きく音程が外れていたり、歌った時に人から曲を全然理解されない場合
自分では合っているつもりでも人から全然違うと言われた場合はこちらに該当します。

音痴の人の1〜2割ほどの人がこのタイプで
最も改善に時間のかかるタイプです。
メンタル音痴
こちらのタイプは音楽的な能力に問題はないことが多いです。
しかし精神的な要因で音楽を楽しめずにパフォーマンスが
うまくできないタイプのこと「メンタル音痴」と言います。
笑われたらどうしようとか、上手く歌えなきゃみたいなプレッシャーをかけてしまうため
萎縮してしまい、うまく音が出せずにリズムや音程に自信が持てないことがあります。

特に不安を抱えやすい人、トラウマがある人がなりやすいと言えます。

音痴を克服するための練習方法
音痴には主に4つの原因があると解説しましたが
それぞれの原因によって対策法が違います。
順番に音痴の改善方法を紹介したいと思います。
発声音痴の練習法
この音痴タイプは発声が上手くできていないことで音程がずれているのが原因です。
手軽にできる方法をいくつか紹介するので、参考にしてみてください。
ハミングをする
こちらは、歌の発声法でよく使われる歌の基本中の基本の発声法です。
鼻歌のように歌うのが特徴で、口を閉じて鼻を響かせる感じで声を出す方法のことを言います。
基本的に口のみで歌ってしまっている場合が多いので
鼻歌を歌う感覚で鼻を響かせるようにして曲を歌ってみてください。
苦しさを感じる場合は、これが原因と言えるので
上の方向に向かってハミングをしてみましょう。
リップロールをする
これもボイトレではよく使われる有名な発声方法で、唇を息でプルプル振るわせて
ストレッチをしたり、力みを緩める方法のことを言います。
声を張り上げる癖のある方や、歌っていて喉が痛い、声が枯れるなどの人は
この方法を試してみてください。
やりにくい場合は、下から頬を持ち上げて、たらこ唇を作り、軽くチュー顔をすると
やりやすくなったりするので、おすすめの方法です。
裏声、地声を出す練習をする
こちらは声のタイプによって違いがある場合が多いですが
裏声を出したり、地声を出す練習をする方法も効果的です。
声を張り上げたり、喉が痛くなる場合は裏声を出す練習をして
声が小さい、よく聞き返されるなどの状態であれば、地声を出す練習をしましょう。
舌の体操をする
意外かもしれませんが、舌の体操をするのも効果的な方法です。
特に喉が痛くなったり枯れたりする人は、舌が固い可能性が高いので
口を閉じて、舌をグルグル回す体操をやってみてください。
頭が痛くなったり、舌がうまく回らない人は、ゆっくり少ない回数から始めて
徐々にスムーズに回せるようにしていきましょう。
ロングブレスをする
こちらは、ツーッと言う感じのタイヤの空気が徐々に抜けていくようにして
細く長く息を吐き続ける方法のことを言います。
すぐに息が切れてしまう方や、歌っていて酸欠になりそうな人は
こちらの方法を試してください。
最初は女性は15秒、男性は20秒息を吐き続けられるようにしていきましょう。

1日5分でも効果が違うので、隙間時間でもぜひやってみてください!
リズム音痴の練習法
こちらは、楽器や歌にとらわれて刻みを聴けなくなる場合や、独自に勝手に歌ってしまうなど
リズムを正確に捉えられないことが主に原因です。以下の方法が効果的かと思います。
楽器演奏やダンスなど、リズムを重視した活動に参加してみる
基本的にダンスや楽器演奏は、リズムが重要なものとなります。
特にダンスは、身体とリズムが連動していないとできないものなのでおすすめです。
身体を動かしつつ、リズムに乗る練習はリズム音痴克服に
有効な方法なので試してみてください。
メトロノームに合わせてリズム打ちをする
ダンスなどの活動に参加するのが難しい人は、こちらの方法を試してみてください。
アプリでもいいので、メトロノームを用意して、60くらいのテンポで合わせましょう。
カチカチと言うリズムに合わせて、手拍子をするようにして一定に刻む感覚に慣れてください。
これができたら、テンポを徐々に上げて130までできるようにして、打てるようになったら
カチカチと言う音と音の間でリズムを打つ裏拍に挑戦しましょう。
リズムゲームをする
こちらは、ゲーム感覚で楽しみながら克服したい人におすすめの方法です。
太鼓の達人などのゲームをただやるだけのシンプルなもので
ゲームをダウンロードをするなどして、手に入れて
とにかくリズムに合わせて叩く練習をしていってください。
ゲームをクリアするごとに感覚を掴めてくるかと思うので
どんどんステージを進めてください。

とにかくリズムに触れていくことが重要なポイントです。
耳音痴の練習法
このタイプは、音の高さや低さを認知できないため、自分がどの音を歌っているか
判別できないのが原因となります。
耳を鍛えるのが主な練習法なので、以下の方法を地道にやってみましょう。
音の高さ当てをする
ピアノなどを使って、「ド」や「ミ」の音などを鳴らしてみて、
どっちが高いか低いかを耳で覚えていく練習をしていきましょう。
ピアノの場合は、右の方が高い音、左側が低い音となりますので
とにかく色々鍵盤を叩いてみて、音の高い低いを感じ取るようにしましょう。
特定の高さの音を設定して、音を当てる
こちらは最初はなかなか難しいですが、「ド」と鳴らしたら
同じ音を声に出して言えるようにしていきましょう。
音がズレた場合は声を高くしたり、低くしたりして調整しましょう。
録音をしてズレを確認していく方法もおすすめなやり方です。
音楽に触れていって、音に慣れる
この方法は自分の好きな音楽でいいので、色々曲を聴いてみて下さい。
その中で、高い低いなどの音の変化を感じながら聴いていくのがおすすめです。
耳音痴タイプは、音楽自体に触れていないことが原因でもあるので
この機会に音楽に触れる習慣をつけるようにしましょう。
カラオケの採点機能を利用する
こちらは視覚的に音がズレているズレていないが判別できるおすすめの方法です。
とにかくビブラートやコブシなどのテクニックを使わずに、音程だけを合わせていきましょう。
ズレた箇所をしっかり確認をして、1つ1つ音を修正していくようにして
改善することがポイントです。
わからなければ、ボイトレなどを受けて、つまずくところをどんどん聞いていきましょう。

リズム音痴同様に、音に触れる機会を増やしていくことが重要です。
メンタル音痴の練習法
こちらのタイプはこれといった練習法はないですが
意識して欲しいのは心の状態を整えながら練習することです。
特に音痴で笑われたり、失敗した経験があり恐怖を覚えている人
人前に出ることに対して苦手意識がある人が多いかと思います。
方法としては、歌う前などの緊張を和らげるために
深呼吸やリラクゼーション法などはおすすめです。
心を落ち着けることで、歌いや演奏に対する不安を減らし
リラックスした状態で音楽を楽しむことが可能となります。
また、自己評価をポジティブに保つため、無理なくできる範囲から練習を始めましょう。
自分が納得できるまで細かく練習して、コツコツと成功体験を積み重ねることが効果的です。
小さな進歩を自分で認めることで、自己肯定感が増して、徐々に自信を持てるようになります。
気張らずに音楽を楽しむ気持ちを大切にし、プレッシャーを感じずに
練習することがメンタル音痴の克服において重要な心がけとなります。

失敗は人間誰しもすることなので、焦らずに練習をしていきましょう。

カラオケで音痴対策におすすめの方法
こちらでは、独学でもできる方法や手軽にできる方法を紹介します。
これを押さえるだけでも、印象が変わるので試してみて下さい。
基礎練習をする
何と言っても、基礎練をすること以上に勝るものはないと言えるくらい重要です。
忙しい方は5分でもいいので、声出しをする、発声の方法を習得する。
音楽を聴いたり、リズム打ちをするなど、コツコツやることで効果が発揮できるので
地道に継続をしていくことが大事になります。
まずは、上記に紹介した改善方法を試していってみてください。
マイクの持ち方を変える
こちらは即席でできる方法ですが、マイクを正面に向けて歌うようにしましょう。
マイクは真ん中あたりに音を集める機能が集中しているので、正面を向けて歌うと
音の響きが変わるのでおすすめです。
また、マイクのグリップはしっかり握るようにしてもつと、
ビシッと決まった印象になるので、マイクは正しく持ちましょう。
恥ずかしさを捨てる
これはメンタル面の問題となりますが、失敗したらどうしようとか
笑われたくないと言う気持ちが勝って、萎縮する場合があります。
この場合は、しっかり曲を覚えて自信をつけたり、笑われてもいいから
ノリを大事にしようなど、場数を踏むと克服しやすくなります。
基本的には、下手でも頑張っている姿や盛り上げようと努力する姿勢が見れれば
人は応援してくれる場合も多いので、思い切り歌っていきましょう。
歌える曲を作っておく
歌はすぐに歌えるようになるわけではなく、曲を覚えるのにも時間を要します。
なので、あらかじめ歌を覚えておくようにして、カラオケや歌う場面に備えるのが大事です。
日頃から歌をよく聴いたり、歌ったりして練習をしておきましょう。

備えあれば憂いなしのように、日々の努力を怠らないようにしましょう。
音痴を治すにはレッスンを受けたほうがいい?
音痴は独学でも治せる場合もありますが、大体の場合は自分勝手な方向に行って
自分が何をしているのかが分からなくなってしまう場合がほとんどです。
特にリズム音痴や耳音痴に該当する方は、間違っていても気づかないことが
ほとんどなので、自力で治すのはかなり難しいと言えます。
なので、しっかり音痴を治したい場合は、レッスンを受けることを勧めます。
音痴はトレーニングで治せる
歌は才能とか、音痴は絶対に治せないものとよく言われがちなことではあります。
しかし、音痴はあくまで音に触れてこなかったことで経験値が他の人より低かったり
間違った方法で歌ったりしていて、正しい道から脱線していることが原因です。
なので、正しいアプローチで地道に練習を積めば、音痴は治せると言えます。
原因をしっかり把握して、コツコツ地道に練習をする気持ちを忘れないようにしましょう。

まとめ
音痴の種類というのは、いくつか種類があり自分だけでは判別するのが難しいものです。
特に普通の人の中で音痴な歌を披露してしまった場合は
音が外れている外れていないだけで判断されることが大半で
原因の特定まで行き着くことがないので、わからなくなってしまうのも仕方がないことです。
しかし原因さえわかってしまえば、あとは正しいアプローチで
地道な練習をするだけで克服はできるので、希望は捨てないようにしましょう。
音痴を克服して、楽しくカラオケや歌を歌っていける生活を手に入れていって下さい。
もしお困りであれば以下のサイトからご相談も可能なので、ぜひご活用ください。

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