普通に歌っているつもりなのに、なぜかリズムが合わなくなり
だんだん遅くなったり速くなったりして安定しないなどと
カラオケや歌を歌っていて困ったことはないでしょうか?
もしかするとリズム音痴の可能性があるかもしれません。
そんな方のために、リズム感をよくする方法や改善策をご紹介いたします。
この記事を見て、リズム感をよくし、楽しく歌えるようにしましょう。

リズム音痴の原因
リズム音痴というのは音楽のビート感を感じ取り
それに合わせて体を動かすのが苦手なことを指します。
一般的には、音楽経験が不足していてリズムを聴き慣れていない
もしくは遺伝的にも、リズムを感じる能力自体が不足しているのが
原因とされていますが、これ以外にも要因はあり人それぞれと言えます。
要因としては以下のようなものがあります。
- ビートや余韻を聴いてしまう
- いろいろな音を聴きすぎてしまう
- テンポの変わり目に対応できない
これだけでは分かりにくいので、1つずつ解説をしていきましょう。
ビートの間や余韻を聴いてしまう
リズム音痴の改善には、ビートの間や余韻を聴くのではなく「ドン・カッ・カッ」や
「ドン・カッ・カッ」というようなパターンのビートをしっかり聴くことが重要です。
しかし、間を意識しすぎてしまい、次のリズムが遅れてズレてしまうことがあります。
ビートのパターンは常に同じではなく、そのうちの1つの音の余韻につられて遅れる方もおり
一旦ズレてしまうと、もとに戻せなくなって、どんどんズレてしまう原因となります。

リズム自体に慣れないため、1つ1つ追いかける傾向にあります。
いろいろな音を聴きすぎてしまう
曲とは色々な楽器や音で構成されており、楽器の種類や違う音が多くなるほど複雑化するものです。
リズムが苦手な人は1度に全ての音を拾ってしまいどれがビートかメロディかが
わからなくなってしまうことが多々あります。
その結果ごちゃごちゃになってしまい、リズムが遅れたり速くなったりしてしまいます。
ビートとメロディの聴きわけ力を鍛えることによって、克服が可能です。

ひとまずはリズムだけに集中して聴くのがおすすめです。
テンポの変わり目に対応できない
基本的にはカラオケで歌われるポップス系の曲は、テンポが一定であることが多いです。
しかし、Mrs.GreenAppleやOfficial髭男dismなど途中で急に拍子が変化したり
どんどん転調を繰り返すような曲がある場合もあります。
曲は「Aメロ」「Bメロ」「サビ」という構成から基本はできていて、パートごとに
変化したり、テンポや拍、小節なども変わる場合もあります。
それでも間隔はだいたい一定であり、これに沿ってテンポが刻まれるのがほとんどです。
しかし、これがうまく掴めないと速くなったり遅くなったりして不安定になってしまいます。

この場合は、それぞれの場面のリズムを理解するのが近道です。
リズム音痴の特徴
リズム音痴の特徴はいくつかありますが、主に以下のものがあります。
- 童謡のように表拍や単純なリズムばかりで歌ってしまったり、感じたりする
- 途中からだんだん速くなったり遅くなったりする
- 曲の出だしからズレてしまい、曲に入ることができない
- 自分勝手なリズムのまま、何となく歌ってしまう
どの原因も共通するのは曲のテンポを正確に捉えることができない状態だからです。
カラオケで手拍子をみんなで一緒に打っていてもズレてしまったり、ダンスなどで
体を動かしながらリズムに乗れないのでぎこちなくなってしまうのも特徴です。

リズム音痴を治す練習法
リズム音痴の特徴や原因などについて説明しましたが、重要なのは
自分がリズム音痴であることを自覚して、それに対する具体的な対策を打つことです。
幾つが練習方法があるので、ここでご紹介いたします。
ぜひ参考にして、克服をしていきましょう。
メトロノームを使ってリズム打ち練習
練習法はいくつかありますが基本的には、こちらが最もオーソドックスな練習方法と言えます。
メトロノームに合わせて手拍子をするやり方となっており、ゆっくりからだんだん速くしていき
テンポを合わせる感覚に慣れるようにしましょう。
まずはアプリでもいいのでメトロノームを用意して、♩=60からやってみて下さい。
徐々に速くして行って、♩=130くらいまでを目標にやりましょう。
注意点として、必ずメトロノームと手拍子が重なって聴こえるようにして下さい。
両方聴こえてしまっている場合は、ズレている時なので、注意を払って練習をしましょう。
表拍ができるようになったら、裏拍なども挑戦するとより
リズム感強化ができるので、どんどんやってみてください。
ながらでリズムを取る練習
こちらは隙間時間とかにも練習できる方法ですが、お気に入りの曲に合わせて
指でリズムを取ったり、足をビートに合わせるようにしてください。
登下校中や出勤中などに取り入れるのがおすすめの方法です。
手と足が両方できればさらに効果があるので、可能な人はやってみてください。
重要なのは、日々の生活にリズム練習を取り入れてリズムに慣れていく事です。
クラップとタップの練習
こちらはやや難しいかもしれませんが、手拍子と足拍子を使った練習になります。
やり方は以下のような感じにやってみてください。
- メトロノームや好きな曲のビートに合わせて、一定のリズムで手を叩く。
- 手拍子とは異なるリズムで、足踏みをする。
まずは手拍子と足拍子それぞれ4分音符で挑戦をしてみてください。
注意点としては手と足のリズムが合ってしまってはいけません。
あくまで手足共にバラバラのリズムでやることが重要です、できるようになったら
手だけ8分音符で、足を4分音符にするなど工夫をして練習をしていきましょう。
好きな曲に合わせて体を動かすor楽器演奏をする
こちらはダンスを習う時間や余裕がある人におすすめの方法です。
しかし中には人前では抵抗がある人もいるとは思うので、1人の時にやるのでもOKです。
好きな曲に合わせてダンスをしたり、身体を動かすことで
身体でリズムを取る感覚を身につけていくことが可能になります。
また、楽器演奏をすることもリズム感を鍛えるのに有効な方法でもあります。
ピアノやドラムなどなんでもいいので、リズムを意識した楽器に挑戦してみてください。
リズムゲームで遊ぶ
かなり遊び感覚の方法ではありますが、リズムゲームを使って克服するのもありです。
有名なのでは太鼓の達人や、ビートラッシュなどがありますが
まずは簡単な操作でもできる「ピアノホワイトゴー:ピアノタイル」などがいいでしょう。
他にもおすすめを選んでみたので、興味があればやってみてください。
- J-popの定番が多いのを選びたいのなら「ビートラッシュ」
- ボカロ系なら「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」
- アニソン系で選ぶなら「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」
- オリジナルの曲に挑戦したいなら「8 beat Story アイドル×音楽ゲーム」
曲のビートをよく聴く
リズム音痴の人にありがちな理由として、曲のメロディばかり聴いていることがあります。
曲のビートはほとんどドラムが刻んでおり、メロディに気が取られることで
ビートが聴けなくなり、どんどんリズムがズレていったりする原因になります。
ビートが取れている人は、小刻みにリズムを刻んでいることが多く
無意識的にビートを感じていることがほとんどです。
なので好きな曲を聴く際に、手拍子を入れてもいいので
どこにビートがあるのかを意識してよく聴くようにしましょう。

とにかく日々リズムに触れることが、改善のコツとなります。

リズム音痴克服におすすめのアプリ5選
リズム音痴を治すのには、メトロノームや身近な道具だけではなく
携帯のアプリを使って、リズム音痴を改善する方法もあります。
いくつかあるので、自分に合ったものを選んでやってみて下さい。
リズムラーニング
こちらはリズムを読む練習をするのにおすすめのアプリです。
譜面が表示されるような内容となっており、譜面を読む能力を鍛えるのにも効果的です。
また、わからなくなっても譜面を音で鳴らす機能もついており、実際のリズムを確認できます。
まずは簡単なところから始めて、徐々に難しくしてリズム感を鍛えましょう。
Music Rhythm Trainer
こちらのアプリは、音符に合わせてリズムをとる練習ができるアプリです。
アプリには「エクササイズ」と「パフォーマンス」の2種類から選ぶことができます。
どちらから始めても構いませんが、基本的には「エクササイズ」で
リズムのとり方を学習してから「パフォーマンス」で曲に合わせて
実際にリズムをとる練習をするがおすすめの方法です。
多くの種類のリズムバリエーションがあるので、ゲーム感覚でリズム感を鍛えられます。
リズムあそび
こちらのアプリは、3歳のお子様からでも楽しめる幼児向け知育アプリで
大人がやっても、ハマってしまうような中毒性があります。
好きな楽曲を選んでから、楽器が落ちてくるので、音楽に合わせて楽器をタップします。
歌を聞きながらリズムを感じる練習としては効果的なアプリかと思います。
ジブリ音楽や童謡など、多くの人に親しみのある曲が
多数収録されているので、子供はもちろん、大人も一緒に楽しめます。
またカスタネットやシンバル、タンバリンなど、さまざまな楽器が登場するので
曲に合わせて色々なリズムや音をゲーム感覚で楽しみたい人におすすめです。
イージーメトロノーム
メトロノームに関しては、インターネットで検索をして、メトロノームを無料で
使用できるページもありますが、アプリとして使うなら、こちらがおすすめです。
メトロノームを使って正確にリズムやテンポを正確に練習でき、いつでも手元に
メトロノームを置いておくことができるので、しっかりやるなら持っていて損はありません。
Complete Rhythm Trainer
こちらはミュージシャンのためのリズムトレーニングアプリとなっていますが
リズムを練習するなら初心者や中級者でも使用するのをおすすめします。
ビデオゲームのような形式となっているので、1つ1つクリアをしながら
レベルアップができるような内容となっています。
少し音符の長さが厳密になっている分、少々難易度が上がりますが
ある程度慣れた人が練習するのにはおすすめと言えるものと思います。
まとめ
ここまで色々な原因の内容や練習方法までも紹介してまいりましたが、結局のところ
改善のための近道は、コツコツ練習をしてリズム感を鍛える以外にはありません。
しかし、自分だけではどうしてもわからなくなってしまう場合もあると思います。
そんな場合は、ボイストレーニングのレッスンを受けて
正しいアプローチで練習を進めていくことが何よりの最短距離での改善方法といえます。
絶対に早く治したいという希望があれば、ぜひボイストレーニングを受けてみましょう!
もしお困りであれば以下のサイトからご相談も可能なので、ぜひご活用ください。

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